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2009年5月
犬や猫に育てられた少女
2009年5月29日 (金)
5歳の少女、ナターシャ(Natasha Mikhailova) 。 東シベリア南部のチタ(Chita) で、25日に警察に保護されました。ナターシャが共に生活をしていたのは犬や猫たち。
言葉は話せず、吠える。食べる時は手を使わず、飲み物は舐める 。立たずに這うように歩く。
警察が入ったとき、彼女を守ろうとしていたのも犬たちでした。
保護された後も、人に飛びついたり犬のような遊び続けていますが、専門家は集中的に教育することで、人としての成長を取り戻せるのではと期待を寄せています。
ナターシャの父Viktor Lozhkin とその両親は同じアパートに住んでいましたが、彼女をまるでペットのように犬や猫と同じ部屋に閉じ込めていました。警察は、離れて暮らしていた 母Yana Mikhailova を育児放棄の容疑で逮捕しました。 写真は、ナターシャが発見されたアパート。
3Dペイント
2009年5月28日 (木)

壊された街のレストランの壁。その壁の向こうには神殿が広がり、神殿を守るようにジャガーが鎮座する。
薄暗い影の中からはひんやりした空気が流れ出てきそう・・・
ですが、実は全て壁の平面に描かれた立体的な3D壁画。手前の中を覗き込む女性も絵の一部です。
制作者のジョン・ピュー(John Pugh) 氏は、だまし絵を専門とする画家で、特に建物の壁一面に実物大のイルージョンを描き、時空を超えるパブリックアートを創造しています。
見る人を異空間への旅へと導き、何層にも重なっているストーリーが次々と開かれていく。

上の絵はSiete Punto Uno。カリフォルニア州ロスガトス(Los Gatos, California) にあります。
ロスガトスはスペイン語で、その意味は猫。この街があるサンタ・クルーズ山(Santa Cruz Mountain) にかつて生息していたピューマやボブキャットがその名前の由来。
この街は1989年にロマ・プリエタ地震(Loma Prieta) に見舞われました。ピュー氏は、地震が静まるよう願い、マヤ文明の強い信仰であるジャガーの神を象徴的に描いています。
左の写真は、ホノルルのカマキー通り(Kamakee, Honolulu)に描かれた、マナ・ナル(Mana Nalu) 。「波の力」(Power of the wave) 。
この絵の完成間近には、道路を走っていた消防団が、本物の波と勘違いし、子供を助けようと一目散に走って来たというエピソードもあります。
彼らは、5メートル手前前近づいて、ようやく絵だということに気がついたらしいです。
この波の中に描かれているのは、ハワイ王国最後の女王、リリウオカラニ(Lili'uokalani)。
1800年代終わり、王国から共和国への激動の時代を生き抜いた、最初で最後の女性の王。
ここには、波や女王ではなく、ハワイの歴史や土地そのものが刻まれています。
一髪芸
2009年5月27日 (水)

5月25日、新たなギネス記録が誕生しました。
記録の内容は、「バスを髪の毛で30メートル引っ張る」というもの。
中国、湖南省遊仙で賀堅馬さんが挑戦。
長く伸ばした髪に繋いだロープの先には、新記録となる重さ8,280トンのバス。先導する奥様の声援に応えるようにじりじりと引っ張り続け、見事に成功!それ以前の記録は、マレーシア人による7,874トンでした。
髪の毛ってこんなに引っ張っても抜けないようですね。頭皮の強さにも脱帽。
カンヌ映画祭閉幕
2009年5月25日 (月)
現地時間の昨日、今年のカンヌ映画祭が閉幕しました。
各賞の受賞作品が発表され、菊池凛子さんが主演したスペインのイザベル・コイシェ監督(Isabel Coixet) による作品、 「マップ・オブ・ザ・サウンド・オブ・トウキョウ」(Map of the sounds of Tokyo) は、最高賞パルムドール(Palme d'Or) の受賞はかなわなかったものの、音響技術を担当したアイトール・ベレンゲル(Aitor Berenguer) 氏に技術賞が贈られました。
23日の公式上映で、共演のセルジ・ロペス(Sergi Lopez) とレッドカーペットを歩く菊池さん。
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パルムドールは、「白いリボン」(Das Weisse Band / The White Ribbon) が選ばれました。写真は、監督のミヒャエル・ハネケ(Michael Haneke) 氏。
その他の賞は下記の通り。
写真へのリンクあり。
*グランプリ(Grand Prix)
「預言者」(Un Prophète / A Prophet) ジャック・オディアール監督(Jacques Audiard)
*監督賞(Best Director)
ブリリャンテ・メンドゥーサ(Brillante Mendoza) "KINATAY"
*脚本賞(Best Screenplay)
メイ・ファン(Mei Feng) "Spring Fever"
*女優賞(Best Actress)
シャルロット・ゲンスブール(Charlotte Gainsbourg)
"Antichrist"
*男優賞(Best Actor)
ある視点部門(Un Certain Regard) の審査員特別賞(Special Jury Prize) には、バフマン・ゴバディ監督(Bahman Ghobadi) による作品「ペルシャ猫を誰も知らない」(No One Knows About Percian Cats) が選ばれました。
この作品は、 イランでスパイ罪に問われ、禁固刑8年の判決、その後、執行猶予付きの禁固2年に減刑され、今月12日に釈放された日系米国人ジャーナリスト、ロクサナ・サベリさん(Roxana Saberi、写真) が制作に協力した作品。
ゴバディ監督は、サベリさんが拘束中、彼女の身を案じ自分が婚約者であることを発表。サベリさんは釈放後、23日には米国に無事帰国し、お互いの喜びも一入でしょう。
宇宙の宝石
2009年5月22日 (金)
先日、スペースシャトル・アトランティスの修理が施され、再び宇宙に浮かんだハッブル望遠鏡。
これまでの19年間の任務で捉えた天体を、いくつかご紹介します。

ソンブレロ銀河(The Majestic Sombrero Galaxy) 。おとめ座にある渦巻銀河で、発見されたのは1700年代の終わり。2003年5月~6月にかけて撮影。

かに星雲(Crab Nebula) 。こちらは、おうし座にあり、現在も膨張を続けている、超新星残骸。
細かい糸状のフィラメント構造がかにの足を思わせることから、この名前がつけられました。

りゅう座にある、惑星状の星雲は、キャッツアイ星雲(Cat's Eye Nebula ) 。1786年2月15日にウィリアム・ハーシェル(Sir Frederick William Herschel) によって発見されました。
名前にある通り、猫の目のような形をしています。淡い輪郭に今にも吸い込まれそう・・・
現在知られている星雲の中でも、最も構造が複雑な星雲の一つで、ハッブル望遠鏡の観測により、神秘的な構造が少しずつ明らかにされています。
ガーデンフェスティバル
2009年5月21日 (木)

UNESCO世界遺産にも登録されている、フランスのショーモン・シュル・ロワール城(Chaumont-Sur-Loire) 。
庭園では、フランスで最大の独創的な庭園祭、ショーモン国際ガーデンフェスティバル(Le festival des jardins de Chaumont-sur-Loire) が1992年から毎年行われています。
毎年テーマが決められ、世界中の庭師やアーティストから応募される作品は約300。その中から選ばれた20作品と招待作品のいくつかが、4月29日から半年ほど一般公開されています。
今年のテーマは、色。
公開される季節は、春・夏・秋と移り変わり、植物は季節に合わせて色や形を変えていく。
その中にあっても、カラフルな小道具は普遍。季節毎に異なる色の印象を楽しめそうです。

日本からは、沖縄県立芸術大学のデザインチーム「首里サーカス」が2度目の挑戦で選ばれ、参加。
"Colorsina Poem"(ポエムからの色)と題し、古典詩やモネの絵画から発想を得た作品を提案。(該当写真の添付なし)
ハッブル望遠鏡のメンテ
2009年5月19日 (火)
1990年に打ち上げられ、銀河系やブラックホールの様子を地球に送り続けてきたハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope) 。修理を含む5度のサービスミッションを重ね、その都度最新の技術を投入。その成果は、当初の運用期間だった15年を超えたことに現れています。
しかし、故障が目立ち始め、今回の7年ぶりのサービスミッションは最後のメンテナンス。
スペースシャトル・アトランティス(Atlantis) の宇宙飛行士、アンドリュー・ファウステル(Andrew Feustel、写真上-左) とジョン・グランスフェルド(John Gransfeld、写真上-右) は、16日、6時間36分に及ぶ船外作業に取り組みました。
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17日も作業は8時間2分・・・(写真はマイケル・グッド(Michael Good) 宇宙飛行士)

想定外の作業も含め、5日間の作業が昨日18日に終了。今回の修理で新品のようになったと胸を張るNASA。少なくとも5年は延命とされ、ハッブル望遠鏡の更なる活躍が期待されます。
カンヌ国際映画祭
2009年5月15日 (金)

世界三大映画祭の一つ、カンヌ国際映画祭が13日から始まりました。
日本からは、「ある視点」部門に是枝裕和監督の「空気人形」("Air Doll") が正式出品。出演俳優のARATA(写真左1) 、 べ・ドゥナ(Bae Doo-Na、写真右2) 、板尾創路(写真右1) が監督(写真左2) とともに、現地入り。フォトコールでの1ショット。
今回唯一の邦画作品ですが、是枝作品の出品も3回目となり、注目度も高まっています。
また、コンペティション部門にはスペインのイザベル・コイシェ監督(Isabel Coixet) による作品 "Map of the sounds of Tokyo" が出品。「バベル」(BABEL) で注目を集めた菊池凛子が主演で、世界各国から選ばれた約20の作品と、パルム・ドール(Palme d'Or) の受賞を競います。
パルム・ドールの発表は、映画祭最終日の24日。
双子村
2009年5月12日 (火)

南インドのケーララ州(Kerala, India) 。この熱帯地域にあるKodinhi は辺ぴな村ですが、世界平均の6倍を数える双子が生まれています。その数、2000家族に220組で、住人も双子村(Twin Town) と呼ぶほど。
2008年の1年でも300の出産のうち双子は15組、過去5年では60組の双子が誕生。
ここ10年ではその数は2倍となり、年々増加しているそうです。
そのミステリーを解明すべく研究を続けるのは、Dr.Krishnan Sribiju 。
これまでの統計では、双子の出産は高齢や162cm以上の身長の女性に確率が高かったようですが、Kodinhi では、年齢の平均は20代前半、身長も平均153cm。統計の理由では説明できません。
Dr.Sribiju は、村人の食生活に理由があるのでは、と考えています。独特の香辛料でしょうか...?
進化するアートたち
2009年5月11日 (月)

見覚えのある形・・・そう、こちらは両手にすっぽりはまる、プレイステーションのコントローラー。
大人も子供も熱中するゲームソフトとは相反して、コントローラーは無表情なプラスティックに囲まれています。が、透けて見える中身はカラフルで、創りの繊細さに目を奪われます。
透けている理由は、エックス線撮影にあり。
製作者は元アーティストで、現在医学生のSatre Stuelkeさん。放射線学の研究中に持ち前のアート魂が目覚め、物をエックス線で撮影すると?食べ物はエックス線を通しても安全??そんな素朴な疑問から、こんなアートが生まれました。撮影後は愛用のimacを使い、無料のソフトOsirixで少しの加工を施して・・・名付けて、放射線アートの出来上がり。

こちらは史上最高のギタリストと評される、ジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendricks) 。カーリーヘアーも自然に仕上がっていますが、その素材は、なんとカセットーテープです。
ジョージア州アトランタ(Atlanta, Georgia)在住のErika Simmonsさんによる作品。以前、フロリダ州オーランドにあるHard Rock Hotelで働き、周りを囲む往年のロックスターの写真にインスパイアされてアートの新天地、カセットテープアートを開拓。
1本のテープから3つの作品を描き、テープの収集は、セカンドハンドのお店で入手と、エコな一面もあるアートです。
NYのゴールデン・ウィーク
2009年5月 7日 (木)

日本では今週まで休みが光るゴールデン・ウィークでしたが、海の向こうのニューヨークでは、セレブ達が集うきらびやかなイベントやパーティが行われ、名前負けしないゴールデン・ウィークを演出。
まず、4月30日に開かれたのは、ニューヨークに店を構えてから100周年迎えたカルティエ(Cartier) の祝賀パーティ。
デミ・ムーア(写真、Demi Moore) 、アン・ハサウェイ(Anne Hathaway) 、ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake) などが、5番街のカルティエ・メゾン(Cartier Fifth Avenue Mansion) に集結しました。
カルティエといえば、東京・上野の東京国立博物館、表慶館(Tokyo National Museum) にて、日仏の交流150周年を記念して、特別展 "Story of " めぐり逢う美の記憶~が開催中です。

5月4日は、メトロポリタン美術館(Metropolitan Museum of Art) でのファッションイベント "Costume Institute Gala" 。今年のテーマは、"The Model As Muse: Embodying Fashion"
デザイナーが創造する世界を体現するモデルたちを "女神" と謳い、ファッションの伝道師と位置付けているかのようなテーマです。
写真は左から、ケイト・ハドソン(Kate Hudson) ステラ・マッカートニー(Stella McCartney) リヴ・タイラー(Liv Tyler) ケイト・ボスワース(Kate Bosworth)
3人ともドレスは、ステラ・マッカートニー。
そして、コロンバス・サークル(Columbus Circle) にあるタイム・ワーナー・センター(Time Warner Center) では、先に発表されたタイム誌の「世界で最も影響を与えている100人」(100 Most Influential People) のパーティーが行われました。
選ばれた100人には、オバマ大統領や、共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン氏、進化を続けるインターネット・コミュニティーでは、掲示板サイトの"Twitter" のファウンダー"The Twitter Guys" とふたば☆ちゃんねるの英語圏版"4chan" のクリーエーター"MOOT"もランクイン。
写真は、パーティに参加したチャン・ツィイー(Zhang Ziyi) 。