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2009年7月
ガザの夏
2009年7月31日 (金)
パレスチナ自治政府の行政区画、ガザ地区。(Gaza Strip)
昨年末に始まった、イスラエル国防軍との紛争が続いていますが、北部のビーチでは国連難民救済事業機関(UNRWA, United Nations Relief and Works Agency) が子供向けのサマーキャンプを開催しました。
イベントは凧揚げ。
6,000人の子供たちが集まり、沢山の凧を一斉にあげるギネスの世界記録に挑戦です。
何千もの色とりどりの手作りの凧が、ガザの夏空を飾りました。国境の封鎖が深刻な問題となっていますが、その解除への願いを込めたメッセージを書く子供の姿も。
"凧揚げ"からは日本のお正月が連想されますが、ガザ地区の街中には、こんな和の姿も見られます。
空手のレッスンを受ける子供たち。南部のラファ(Rafah) にて。

ポニョの旅
2009年7月29日 (水)
昨年の公開直後から日本全国で記録的な大ヒットとなった、宮崎駿監督の映画「崖の上のポニョ」。
主題歌、♪ポーニョ、ポーニョ、ポニョさかなの子~♪が頭に流れる大人も多いのではないでしょうか。
アメリカ版が8月14日に公開されるのを前に、27日にロサンゼルスで特別試写会が行われました。
アメリカ版のタイトルは、 "PONYO"。全米では約800の劇場で公開が予定されています。宮崎監督も現地に赴き、ポニョの吹き替えを演じた、ノア・サイラスちゃん(Noah Cyrus) と映画をPR。
宗介の吹き替えは、フランキー・ジョナスくん(Frankie Jonas、写真下、左2)。
兄であり、アメリカで話題沸騰中のポップ・ロックバンド、ジョナス・ブラザーズ(Jonas Brothers) の3人、ケビン(Kevin、左)、ジョー(Joe、右2)、ニック(Nick、右) も応援に駆けつけました。

145年で1億4千8百万匹
2009年7月29日 (水)

中国北京、前門(Qianmen, Beijing) に本店を置く、全聚徳 (Quanjude)。
1864年の創業以来、看板料理となっているのは北京ダック。
年間300万匹以上のカモが料理され、それを味わう人は500万人以上。
食事の会計の際に渡される葉書には、その日に食したカモが何番目かが記されています。
お店は今年で145周年を迎え、7月28日に1億4千800万匹目の北京ダックが提供されました。
本店では400人のスタッフを抱え、一度に900人のゲストへサービスが可能。
お店を率いる総料理長(写真左) と目出度く1億4千800万匹目を提供された旅行者。
絶景バブルホーム
2009年7月24日 (金)

南フランス、テウル・シュール・メール(Théoule sur Mer) 。映画祭で名高いカンヌから海に沿って車を走らせること約15分。小高い丘の上に、一風変わった家があります。3つのパートから成り、その一つを所有するのはファッションデザイナーのピエール・カルダン(Pierre Cardin) 。
80年代初め、ニースの近くにユニークな別荘を探してたカルダンは、建設中のこのバブルホームに出会います。ハンガリー出身の建築家、Antti Lavag がある起業家の依頼を受けてデザインし、1970年に建設を開始。しかし完成を待たずして企業家が他界したため、カルダンが購入。完成までの工事を依頼しました。

自然の中にある形にインスピレーションを得て、地面に住まうようなオーガニック建築がコンセプト。
外も中も泡のように丸みがあり、壁の開閉はコンバーチブル。オープンエアーでの食事も気分に合わせて自由自在です。自然溢れる土地に喧騒から離れた静かな完全プライベート空間。
更なる贅沢はこの絶景。目の前にはコート・ダ・ジュール(Côte a'Azur) が広がります。

皆既日食
2009年7月22日 (水)
日本では46年ぶりの観測となる皆既日食が、今日の午前に起こりました。
夏空に現れた"黒い太陽"は、6分30秒に及ぶ世紀最長の天文ショー。
国内では、北硫黄島海域や奄美諸島の喜界島などで見られたようです。
上の写真は、中国浙江省(Zhenjiang)にて午前9時35分に撮影。
月の周りから溢れ出すコロナの勢いに、太陽の底力を感じます。

ベイリーの数珠(Baily's Beads) が観測されたのは、中国重慶市(Chongqing)、午前9時16分。
月の谷間から零れる光は、ため息を誘う美しさ。黒い空に浮かぶ奇跡の太陽環です。
パリのビーチ
2009年7月21日 (火)

今年で9回目となるパリの人口ビーチ、パリ・プラージュ(Paris Plage) 。
歩道に砂が敷き詰められ、ヤシの木にパラソル、デッキチェアが用意されてセーヌ川からビーチに変身。
フランスの休暇は2ヶ月ありますが、パリ市内から近くの海岸まで電車で片道およそ2時間、電車賃は約6,000円。また、大きな都市だけあって、仕事を理由に街をを離れられない人も少なくありません。そんな人たちのために、ビーチ気分を味わってもらおうとパリ市が企画し、2002年から始められました。
7月20日から8月20日まで。

ヒカル花
2009年7月17日 (金)
幻想的に写る、ヒカル花。
8万ボルトの電流が放つ、透き通る鮮やかな色と光。
ロバート・ブエルトマン(Robert Buelteman) は、バラやペチュニアなどの植物に電流を流すという奇抜な方法で、恍惚とさせる花の姿を浮かび上がらせました。
金属板の上に並べられた植物。流れる電流は、白く髪の毛ほどの細い線となって行き来し、花びらや茎、葉が淡い青色に包まれます。極小の光たちが集まり、強い光となる一瞬がシャッターチャンス。
一見、理科の実験のような撮影でも、ロバートにとってはシンプルなアートそのもの。
「金属板はキャンバスで光線は絵筆。画家が美しい花を描くように、この絵を撮ってる。」
この写真では、「目覚めるような感覚を与えたい。僕にとってアートとは、息を呑むような出来事で溢れる世界を写し、見た人が斬新で多角的な目を培う魔法なんだ」
世界で最も小さい人
2009年7月14日 (火)
ネパール出身のKhagendra Thapa Magarくん。
その51cmの身長は、この度「世界で一番小さい人」のギネス記録に認定されました。
600グラムで生まれ、現在は4,5kg。医学的診断はされていないものの、ネパールの医師たちは脳の障害を危惧しています。
しかし、本人はいたって健康。最近は保育園に入園し、読み書きの勉強を始めました。週末は家族が営む果物店を手伝い、お気に入りのテレビ番組を見るのが楽しみ。
今回のギネス認定で、夢のアメリカ旅行が実現します。「得意なダンスと空手をみんなに見せるんだ」と意気込んでいます。
マドンナ EUツアー
2009年7月13日 (月)

現在、Sticky and Sweet ヨーロッパツアー中のマドンナ(Madonna) 。
9日には、パリのベルシー(Bercy, Paris) でコンサートを行いました。
相変わらずのパワフルでゴージャスな雰囲気が漂っています。
先に行われたロンドンでのコンサートでは、年も同じで大の仲良しだった故マイケル・ジャクソンを偲ぶ、特別な演出を用意しました。折りしもその場所は、マイケルが復活公演にして、ロンドン最後でのコンサート"This is it!" を行う予定だった、O2アリーナ。
舞台には、マイケルそっくりのダンサーが登場し、ムーンウォークを披露。バックスクリーンにはマイケルの写真。マドンナも白い手袋をはめて踊り、追悼の意を表しました。
プライベートでは、先月養子縁組が正式に決まった、マーシー・ジェームス(Mercy James) ちゃんも今回のツアーに合流。
もう一人の養子のデビッド・バンダ(David Banda) くんの手をひいてホテルを後にしました。(7月10日)
G8開幕
2009年7月 9日 (木)

G8(主要8カ国首脳会議)がイタリア、ラクイア(L'Aquila) で開幕しました。
ラクイアは、4月にマグニチュード6.3の地震に見舞われ、今もなおテント生活を強いられている人々が多くいます。
左の写真は、伊のベルルスコーニ首相(Silvio Berlusconi) が出席者(独、メルケル首相等、Angela Dorothea Merkel) を被災地に案内している様子。
今回のサミットでは、金融危機の問題から討議が開始されます。また、同時に開催される、地球温暖化に関する主要経済国フォーラム(MEF) も、重要な会議に位置付けられています。
当初、参加を予定しイタリア入りしていた、中国の胡錦濤主席(Hu jintao) は、新疆ウイグル地区ウルムチ市での暴動を理由に急遽帰国。
世界経済の回復、温室効果ガス削減に向けた議論の鍵を握る存在である、中国が不在のサミット開幕となりました。

新疆ウイグル地区ウルムチ市での暴動の様子。(Xinjiang Uyghur Autonomous Region, Ürümqi)
7月7日撮影
どこでもレーン
2009年7月 8日 (水)
自転車で走る夜道。
視界が悪くなるドライバーへのアピールとしても、ライトは必需品です。
しかし、ヘッドライトやテールの夜行シールだけでは、横を通り過ぎる車は十分な距離をつかめません。
より安全な走行のために何か良いアイディアは・・・と発明されたのが、ライトレーン(Light Lane) 。
写真のように、自転車をこぐと走る地面の両側にレーザー光線でラインが引かれ、自転車専用レーンが出来上がります。
マサチューセッツ州在住のAlex TeeさんとEvan Grantさんが共同で開発。料金や発売は未定ですが、サイクリングに革命を起こすと確信しています。

七夕
2009年7月 7日 (火)

織姫と彦星の星合い、七夕。
空一杯に広がる天の川にカササギが橋を掛け、こと座のベガ(Vega、織姫星) とわし座のアルタイル(Altair、彦星) が、年に一度会うことを許される夜です。
新暦では、日本は梅雨。東京でこの日が晴れる確率は約26%と言われています。
今年は朝から太陽が眩しい一日でした。夜の予報は晴れのち曇り。
月は明るい満月ですが、それ以上の輝きを放つ天の川に、星合いは叶うでしょうか。
地上のA to Z
2009年7月 6日 (月)

地上に形成された、A to Z の文字。
天然ものから道路や高速のインターチェンジなど、イギリスやスコットランドの地上に26のアルファベットが散らばっています。
その場所は、都市部の、ロンドン・ガトウィック空港(London Gatwick Airport) や、イギリス中部ノーサンプトンシャー(Northamptonshire)、ケント州リー(Leigh, Kent County)、イギリス南部のウェスト・サセックス(West Sussex)、そして、アイリッシュ海に浮かぶ小さな島、マン島(Isle of Man) などなど。
空の視線に捉えられ、この度整列しました。

ソーラーパワー飛行機
2009年7月 3日 (金)

排ガスゼロ、ソーラーパワーで空を飛ぶ飛行機、ソーラーインパルスHB-SIA(Solar Impulse) の試作品が先月26日、スイス、デューベンドルフ飛行場(Dubendorf, Switzerland) で公開されました。
翼の長さは、63.4mでジャンボ機とほぼ同じ。重さは、乗用車と同等の1600kg。そして、エネルギーとなるリチウム・ポリマー電池一万個以上が機体に取り付けられています。
開発はスイスの冒険家、ベルトラン・ピカール(Bertrand Piccard) 氏とそのチーム。まずはテスト飛行を行い、夜のフライトに成功すれば、5昼夜の飛行を基本とした製品の制作に移り、大西洋横断を目指します。

ピナ・バウシュ 他界
2009年7月 1日 (水)
現代舞踊の担い手、ピナ・バウシュ(Pina Bausch) さんが6月30日に他界しました。
癌と診断された、わずか5日後でした。(享年68歳)
写真は、ヨージ・ヤマモトのショーで踊るピナ。(ドイツ・ウッバタール、10/23/'98)
4歳からバレエを始め、ドイツとアメリカで研鑽を積んだ後、ドイツに帰国。
73年からは、ウッバタール舞踏団(Tanztheater Wuppertal) の芸術監督を務め、この6月には、今年の新作を発表。21日まで舞台に立っていました。
自ら「ダンツ・テアター」と名付ける舞台は、演劇とダンスの融合と言われ、世界のダンス界に衝撃を与えました。
-絵のような美しい舞台で、異色の感情が溢れ出る踊りは痛ましくもあり、切なささえ覚える-
日本では、2008年3月が最後の来日公演となりました。